『人はなぜ不倫をするのか』(著者:亀山早苗)という本が2016年に出版されて非常に話題になりました。
何冊も「不倫」をテーマした本を書いているフリーライターの亀山早苗さんが、色んな分野の学者に「不倫」についてインタビューするという内容ですね。
その色んな分野の学者とは、社会学者、昆虫学者、動物行動学研究家、宗教学者、心理学者、産婦人科医、理学博士、脳研究者となります。
それぞれにとても興味深かったので、何回かに分けてこの本の内容を紹介しつつ、「不倫」についての考察を深めていきたいと思います。
まずは第一回目として、亀山早苗さんが「70代後半女性の不倫の恋」について書いていた箇所についてです。
その70代後半の女性は、近所に住む80代男性と不倫の恋に落ちたようです。
『死ぬに死ねないほどの後悔』をしないための、まさに最後の恋。
自分の人生を全て懸けるような本物の恋だと感じます。
この女性にとって、夫との結婚生活やセックスは決してよいものではなかったようです。
夫に無理やりされるセックスをいいと思ったことは一度もなく、子供たちを大学に進学させるために離婚はしなかった、ということのようです。
一度も気持ちいいと感じることのない苦痛なセックスを長年に渡って強いられるというのは、まさに想像を絶するほどの、地獄のような時間だったでしょう。
それが彼との恋を経験することで、今はこのような気持ちを抱いているようです。
旦那との苦痛まみれのセックスに悩まされ続けた70代後半の女性が、人生の最晩年にようやく辿り着いた幸せ。
深い幸せを感じながら、80代の彼のアソコを愛情たっぷりにしゃぶり続けているんでしょうね。
「不倫は絶対にダメ」という社会的風潮は、最近特に強くなっていると思います。
でも、この70代後半の女性の「不倫の恋」を、いったい誰が否定することができるでしょう。
彼女にとって、人生で最初で最後の、本当の恋なんだと思います。
そして人は、男であっても女であっても、肌を触れ合わせてセックスをしている時に、やはり最高の快楽と共に最高の幸せを感じるのでしょうね。
全く固くならない彼のモノをしゃぶっている時が一番幸せ、と語る70代後半の女性の言葉からは、卑猥さなど全く感じず嘘偽りのない美しい言葉だと思いました。
彼に舐めてもらっている時よりも、彼のモノをしゃぶっている時に深い幸せを感じる。
人生の最後の最後まで、相手からしてもらうよりも、相手に奉仕することに喜びを感じているのかもしれませんね。
不倫の恋とはいえ、どんな正規の恋よりも、純粋な愛を感じます。
汚れた不倫だと世間から断罪されている恋にも、このような純粋な愛はきっとあることでしょう。
そのように想像してみると、人の不倫を簡単に批判することなどできないですよね。
僕が昔からずっと使っているPCMAXにも、沢山の既婚女性が不倫の恋を求めて登録しています。
もちろん純愛を求めている女性もいれば、煩わしい事なくお手軽に性欲を満たせるセフレを探している女性もいます。
先ほどの70代後半の女性のような、あれほどまでの重たい人生を送ってきた女性は稀でしょうが、それでも色んな思いを抱えた女性に今までに何人も出会ってきました。
そして色んな女性に出会って仲良くなり色んな話を聞けば聞くほど、多くの人は他人が想像できないような思いを抱えて生きていて、他人の不倫を批判することなど簡単にできることじゃないと深く感じ入ることになっていきました。
そのような経験は、僕自身の人生にとっても非常に意味のある、とても興味深いものでした。
70代後半の女性の言葉によって、僕が今までにPCMAXで出会ってきた女性達の事が一気にフラッシュバックしてきました。
『人はなぜ不倫をするのか』について、また次回も書いてみたいと思います。