悪質出会い系サイトに1358万円もの大金を騙し取られた男性がいるというニュースが、10月3日(2015年)に新聞紙上を賑わしていました。
こんな感じの内容でした。
■「会員制の出会い系サイト」と称して、多くの男性からサービス料金をだまし取っていた運営会社(フライヤーズスクエア)が千葉県警がサイバー犯罪対策課に詐欺容疑で摘発された。
■このサイトの会員数は270万人にも上るという。そして被害額は総額で約66億円にも上るという。
■42台のパソコンがズラッと並んだ台東区のマンションの一室でこのサイトは運営されていたという。
■サクラになりなりすましていたのは、20~30代の17人の男性だという。
この出会い系サイトは「完全無料」の出会い系サイトではないようですね。
登録は無料で、サイト内のメールを1回送るのに250円、サイト以外での直接のメールアドレスや電話番号を知るには1万円がかかるというシステムになっていたようです。
会員数は270万人にも膨らんでいたようですが、ほぼすべて男性会員で、サクラではない本当の女性会員は、何とたったの1人らしいですよ(笑)
もう本当に笑ってしまいますよね。
1人って。
何らかの間違いで偶然登録してしまったんでしょうね。
素人の女性がいると思い込んで登録してきた270万人の男性に対して、サクラになりすましたバイトの男性17人がメールを送りまくるという、よくある悪質出会い系サイトのやり口です。
そして一番の重要なのは次の点です。
それは、この悪質出会い系サイトは、「簡単にメールを送れるシステム」を使っていたらしいんです。
このシステムは、「ボタン一つでひな型の文章に相手の名前を書き込んでメールを簡単に送信する機能」や、「過去の会話を見たりする機能」があるらしいんですよね。
このような簡単になりすましメールを送ることができるシステムがあるので、男性会員が270万人もいるのに、バイトの17人で対応できてしまうということなんでしょう。
そしてこのシステムは、この悪質出会い系サイトだけが使っているというのではなく、何と「38社73サイト」に提供されているらしいんですよ。
多くの悪質出会い系サイトも似たようなシステムを使っていると思われるので、多くの男性が被害にあってしまうんですよね。
最も被害額が大きかったのは、神奈川県に住む59歳の男性で、何と1358万円もだまし取られたようですね。
このような悪質出会い系サイトがまだまだ沢山存在するわけです。
だから絶対に聞いた事がないような名前の出会い系サイトは使わないでくださいね。
トップページにも何度も書いていますが、昔から長年運営され続けている、誰もが名前を知っているような大手の優良出会い系サイトがあるわけですから。
出会い系サイトを使うのであれば、絶対にそのような大手の出会い系サイトを使ってください。
この59歳の男性のように、悪質出会い系サイトに大金を騙し取られてからでは遅いですからね。
くれぐれも悪質な出会い系サイトには注意してください。
悪質な出会い系サイトによる被害が多いので、全国の各自自体もホームページで注意を喚起しています。
東京都・荒川区のホームページでも、「悪質な出会い系サイトの詐欺的な『サクラサイト商法』にご注意!」という記事がアップされています。
「悪質な出会い系サイトの詐欺的な『サクラサイト商法』にご注意!」(東京都・荒川区役所ホームページ)
また、クレジットカード会社のホームページでも、出会い系サイトで使っていたら高額な利用料を請求されたという詐欺問題について注意喚起がなされています。
出会い系サイトを使用したら、高額な利用料を請求されました(三菱UFJニコス)
色んな自治体やカード会社のホームページで注意喚起されるほど、まだまだ悪質出会い系サイトの被害は多いということですね。